「読書を仕事につなげる技術」は知的労働している人に向けて書かれている本だと思いますが、読者それぞれの立場で得ることが多い、そんな本でした。
私は婦人服の販売員で対面販売をしています。高度な知的労働はしていません。しかし、「お客様の要望に応える」という側面ではコンサルティングをしているといっても良いのかな、と思います。有名な外資系のコンサルティング会社に勤める人だけが読む本と思ったらもったいないです。書かれている技術を自分に置き換えて使うことが出来れば未来の自分の可能性を広げることができるかもしれない、そんな本に出合えました。
まさに技術本。
この本は、本から得た知識を活用するための方法を教えてくれます。年代別に読んでおくべき本、どんなジャンルを読むのか、読まなくて良いのか、など著者の山口周さんの実体験を元に書かれています。軽く読めるにもかかわらず、勉強になることがたくさん書いてありました!学生のときに知りたかったな~。今からでも遅くないから少しずつ勉強していこう。
そもそも何を読む…?
「読書を仕事に繋げる技術」の中ではビジネス書と教養・リベラルアーツの本は扱い方が違いました。目から鱗。言われてみると「確かにそうかも!」と納得します。
ビジネス書
- 基本の名作を押さえておく
- 学生のうちに名作を抑えておくのがベスト。
- 話題の新作は入れ替わる
- 得た知識はすぐ使える。時代が変わると使えなくなることも。
教養とリベラルアーツ
- 自分の興味がある分野だけでなく、広く仕入れる
- リベラルアーツが役に立つのは時間がかかることがある。
本の管理

1年に1回は本棚の棚卸しをしよう!
保管して読み返す本、手放す本、読みかけの本は混ぜずに管理する。あまり意識せずにやっていたけれど、意識的に行えば自分の興味ある分野や得意なことが見えてきそう。

情報の管理
読書を仕事につなげる技術の中では「情報のイケス」という言い方をされていたけれど、集めた情報をカテゴリーを分けて管理する方法がすごい。教養、リベラルアーツの分野は仕入れた情報が使えるようになるのに時間がかかる場合があるから、後で検索できるツール、仕組みを活用することが肝要である。DLだけして使ってなかったエバーノートを早速活用してみた。
積読はアリ!
積読は、ついスマホを見過ぎてしまった、なんてことを防止できます。同時進行でつまみ読み出来たり、気になる本にすぐアクセスできるようになります。この本読んでからは、「読める分だけ本を買う」→「気になる本は買っておく」に行動が変わりました。読んでない本はあるけど、いろんなジャンルをちょこちょこ読めてオススメです。積読タワー購入して本のある素敵なインテリアの部屋にしたいものです。
本屋さんへ行こう!
テレビやネットを見てばかりいると、頭の中が混沌としてくるような、停滞しているような感覚になってくることはありませんか?そんな時に本屋に行くと頭がスッキリしてリセットされる感覚になります。体の調子は栄養、休養、運動で整え、頭の調子を整えるには本や活字が良いようです。今の自分にとって必要な本、心が動く本、相性が合う本を見つける楽しい時間です。月に一度くらい本屋さんを目的にして出かけたいと思っています。
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